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引き戸とドア どう使い分ける?どっちがおすすめ?

ようやく暖かくなってきましたね!
それでもいまだに暖房をオフにできない福田です。
暖房をつけて、家族のいるリビング、ダイニングだけを温めているのですが、
そんなことは無関係!子供は風の子 元気な子!と言わんばかりに
我が家の小学校2年生、扉を開けっぱなしにしていくので
毎回「閉めて!!!!」と私に激怒される日々…。
なぜ学ばない…!そしてなぜ寒くない…!謎です…。

と、そんな生活と密接に関係してくる
引き戸とドア、どう使い分けるか。という問題。
図面の打ち合わせなどでも頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず。
壁紙などは(比較的)簡単に建築後でも変更が出来ますが、
扉はそういうわけにはいきませんよね…。
そして、毎日の使い勝手の鍵を握るといっても過言ではないので
打合せをしっかり話し合ってほしい箇所でもあります。

まず、扉の種類から。
↓引き戸


↓ドア(開き戸)

(出典:LIXIL)

大きく分けると2種類の扉があります。
アパートやご実家などお馴染みのものもあるのではないでしょうか。
しかしこの2種類。
たった2種類ですが、されど2種類。
メリットとデメリットがそれぞれあります。

 

まずはそれぞれのメリットを見ていきましょう。

ざっと簡単に書き出すとこんな感じかな、と思います。


■引き戸のメリット① スペースを取らないのでどんな方にも使いやすい

引き戸の場合、出入りする場所での動作がほとんど。
ドアと違い後ろに下がったり、避けるなどをしなくてもよいのが一番のメリットです。

そのため、どんな方にも使いやすいというのが大きなメリット。

■引き戸のメリット② 扉を開けっぱなしにできる


引き戸は完全に開け放ってしまえば、風などで閉じる心配がありません。
換気をしたいときや、風を通したいお部屋では通風をとることができかなりメリット。

しかし、ドアでも最近ではドアストッパーなるものがあり、
ドアでも扉を開けっぱなしにすることも可能です。
(間取りによっては出来る出来ないの制約があります)

■引き戸のメリット③ 部屋と部屋をつないで使いたい場合

間仕切りとして使用することも可能なので、
可変的にお部屋が使えるのも魅力の一つ。

(出典:LIXIL)


■ドアのメリット① デザインが豊富

なんといっても一番大きな部分はデザインが豊富なこと。
ガラスの入ったものや、装飾の美しいもの等、
引き戸では選ぶことのできないデザインもドアであれば選ぶことが可能なものが多いです。

■ドアのメリット② ペットドアの対応が可能

ペットの危険防止のため引き戸では出来ないペットドアの対応も可能です。

(出典:LIXIL)
ねこちゃん、わんちゃんとご一緒に新居に住まわれる方にはうれしい設備!

■ドアのメリット③ ノンレールのため掃除が簡単


引き戸の場合、扉を上下のレールで開け閉めします。
そのため、レールが必要な場合も。

(出典:LIXIL)
このレールのお掃除、綿棒を使ったりとかなり面倒なうえに髪の毛などが入りやすく、
扉本体についている滑車部分に絡まることも。
ドアは扉の左か右の壁部分で吊って固定しているため、レールもなくお手入れ簡単です。

 

 

 

続いて、デメリットについて!
デメリットはそれぞれ

と思います

■引き戸のデメリット① 床のレールにゴミがたまりやすい

これは先述のドアのメリット③ ノンレールのため掃除が簡単と同様です。

ただし!!引き戸のデメリットを解消すべく!
レールがないタイプの引き戸も存在します。

ノンレールや上吊り(上のみで引き戸を吊っている)タイプの引き戸もありますが、
開け閉めの際にやや力が必要だったり、本来2か所で吊る部分を1か所のみで吊るため
開け閉めの際に揺れてしまうなどのデメリットもありますので、
採用を検討される場合は一度体感をお勧めいたします。


(出典:LIXIL)

■引き戸のデメリット② 戸を引き込むスペースがないと設置出来ない

これは引き戸の場合かなりのデメリットだと思います。
引き戸は扉+扉の引き込まれる部分の壁が絶対的に必要です。
ドアだと半分でいいけれど、引き戸だと倍のスペースが必要です。
引き戸がいいけど、間取り的にできない、なんていうこともあります。

引き戸が絶対の条件!という方は、図面作成依頼時に伝えておかないと
後から図面の変更が大変になってしまうことも…。

■引き戸のデメリット③ 戸を引き込むスペースは壁として利用が出来ない

そして、引き戸の場合は扉が引き込まれるスペース(戸袋:とぶくろ といいます)
が必要になるため、そのスペースにはコンセントや壁掛け時計などを設置することが出来ません。
家具の配置など、よく考えてからの引き戸なのか、ドアなのかの選択が必要です。

 

■ドアのデメリット① ドアの開閉スペースが必要になる

ドアのデメリットといえばこれ!
ドアの場合押すか引くかの動作が必要になりますが、それと合わせて扉が動くので、
引く場合だと一歩体を動かさなければなりません。

高齢の方や体が不自由な方の場合、その動作がしにくいことも。
多くの病院や介護施設などでも引き戸が多いのはそのためです。

一生住む住宅のこと。今の生活だけでなく、自分たちの老後のことなども考えて!

■ドアのデメリット② 扉の開いた先に人がいたらぶつかってしまうかも…

先述の通り、ドアの場合開いた扉が前後ろに移動してしまうので、
開いた扉の先に人がいるとぶつかってしまったり…
扉が密集している場合、扉同士の干渉が…なんてことも。
どの方向からも出入り出来る様、家事動線を考慮してぐるぐる回れる回遊動線にしたけれど、
扉同士の干渉があるのでそぉっとしかドアが開けられないのでは意味がありません。

ドアと引き戸の気密性、遮音性は?


また よく「開き戸と引き戸の気密性、遮音性の差は?」という話もあります。
いろいろ調べてみると「一般的には開き戸のほうが気密性、遮音性が高いと言われている」という表記が見受けられます。
引き戸の場合、一部の壁が薄くなる(扉の引き込み分)ためと、
両側に隙間が出来てしまうからだと思います。

出典:LIXIL

私の個人的な意見では
ドアでも上下に隙間(1cmほど)が出来るのでドアでも隙間はなくなりません。
(私の実家ではその隙間からの風が寒い、ということで隙間防止アイテムをドアに張り付けています…)

出典:LIXIL

あとは、人の感じ方かな、とも思うので、
引き戸と開き戸の前で気密性、遮音性を感じるかどうかを
モデルハウスやご自宅などで試してみることをお勧めします。

まとめ

ドアも引き戸もそれぞれ一長一短。
考え方によってはメリットになったり、デメリットになったりです。
建具(ドアや引き戸をまとめて 建具といいます)選びをしてください。
建具を触らない日はないといっても過言ではないため、
小さなことですが、選んだ建具によってはストレスになったり…なんていうことも。

どちらがご自身にとっていいのか、
また今のご自身だけでなく、
10年後、20年後、30年後…家族の人数の変動も考慮しながら
どんな建具がご自身にとって合っているのかをお考え下さいね♪

一生に一度かもしれないおうちづくり、建具(ドア等)も大事ですが
その前にお家本体や土地のこと、ローンのこと考えなければならないことも盛りだくさん!

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