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平屋って災害対策って 出来ないですよね?
人気の平屋シリーズ
第1弾 「平屋って…高いんでしょ?」
第2弾 「平屋を建てるには広い土地が必要なんでしょ?」
に続き
第3弾!「平屋って災害対策 出来ないですよね?」
について考えていきます!
平屋における 水害対策
新潟県と水害
一級河川の信濃川と共に生きる新潟県民にとっては、水害は切っても切れないものになってきました。
記憶に新しい 新潟下越大雨では村上市・関川村・胎内市では甚大な被害となりました。
新潟県の主な大雨災害は以下の通り。
(出典:新潟地方気象台)
10年に1回ペースで新潟県のどこかしらのエリアで水害被害があることが分かります。
10年に1回って…結構ハイペース。
思っていたより水害は身近なのかもしれません…。
平屋での水害対策
平屋の場合1F部分が居住スペースとなり2F空間がないため
垂直避難(上階への避難)はできません。
(出典:ながおか防災ホームページより)
そんな避難が出来にくい平屋で 水害にはどのように対策したらいいのか考えてみました!
① 建物の基礎高さを上げる
床下・床上浸水がしにくくなるように、基礎の高さを基準よりも高くする、という作戦です。
一般的な住宅で450~600㎜を土から上の基礎部分を「標準高さ」としている住宅会社が多いようです。(建築基準法では最低300㎜)
その基礎の高さを少し高めに設定し、床下・床上浸水をしにくくする様に設計することも可能です。
基礎の高さを上げることで、さらには目線も高くなるため道路の通行人との高さの差を取れたり、
高くした基礎の下部分を外部収納に使用するなどの浸水対策以外のメリットも。
デメリットとしては、工事費用が高くなることと、玄関アプローチの階段の段数が増える 等が挙げられます。
② ハザードマップを考えた土地選びを
各市町村が公開しているハザードマップを参照し土地選びをしてみるのもおススメです。
ながおか防災ホームページへ
ただし、長岡市内は基本的にはどこも浸水0.5~5.0mエリア…。
川西地区は陽光台、関原エリアがセーフ。
川東地区では長倉や栖吉の悠久山エリアがセーフ。
ご自身の土地選びの条件と照らし合わせて 立地の検討が必要です。
被災したときの備えを考える
災害にそもそもの作りから備えることも大切ですが、
どうしても自然の脅威にはあらがえないことも…。
そんな時は被害を最小限に抑えられるよう、被災時の備えが大切です。
① 避難エリアの確認
いざという時にすぐ動けるように、普段から家族内で避難エリアの確認をしましょう。
避難エリアは各自治体の公開ハザードっマップに記載があります。
また、避難エリアを事前に確認し、災害時にどのように安全に避難エリアまで向かうか、の確認も。
② 災害グッズや非常食などの事前準備を!
非常食や飲料水、携帯ラジオや乾電池や簡易な着替えなど もしもの場合の備えをしましょう。
避難時に持ち出すタイプや在宅避難用、それぞれの場合の準備が必要です。
Panasonic株式会社の防災グッズリストが便利そう。
③ 家の中に水を入れない注意を
外からの水の浸水を防ぐため井、家の入口などを止水板や土嚢袋で水が入り込まない様に防ぐことも大切です。
あと忘れてはいけないのが床下点検口!!!
また、排水溝から汚水が逆流する危険もあるため、
キッチンや浴室、洗濯機は排水溝に。
トイレは便器の中に土嚢を置いて、汚水の逆流を防ぎましょう。
④ 日常的に家や周囲のチェックを
自宅の
・外壁に亀裂はないか
・雨どいの破損、落ち葉や土砂の詰まりがないか
・屋根のヒビ、割れ、ずれ、剥がれはないか
・窓ガラスのひび割れ、がたつきはないか
の確認を。
また、家の前の側溝やご近所の排水路の確認も。
落ち葉やゴミを取り除き、排水しや少なる様に日常からしておくことも大切です。
⑤ 火災保険で水災(水害)へ加入する
火災保険で水災補償を受けられるよう、追加で加入することも可能です。
加入しておくと、
浸水による給湯器の故障
エアコンの室外機の故障、
加入範囲によって家具や衣類まで補償されます。
ただし、支払い要件の規定があり、
・再調達価格(保険会社によっては 再取得価格、進化、保険価額など)の30%以上の損害を受けた場合
・床上浸水 または 地盤面から45㎝を超えて浸水した場合
に限られます。
保険加入前にはどんな時に補償されるのか、どんな時には補償されないのか、をしっかり確認することをおススメします。
まとめ
平屋だから水害に弱い、という部分は2Fがないため垂直避難がしにくい、という部分だけで見れば
その通りだと思います。
が、基礎の高さを上げるなど工夫することである程度の水害の被害を防ぐことも可能です。
また、大規模な水害となると結局は平屋も2F建ても「被災」します。
被災しない様に、日常的に家のメンテナンスをしておく、
いざという時に、何をもってどこに避難するのかをしっかり確認しておくことが大事だと思います。
平屋のよさも土地の選び方の水害対策とかもなんとな~く理解したけどそもそもどこの住宅会社に相談したらいいのかな?とお悩みも出てきます。
同じ平屋でも、人それぞれのライフスタイルがあります。
どんな会社があってるのかな、無理のない計画ってどんなこと?
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