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住宅会社を坪単価で判断するのは超キケン!

最近家のそばにおしゃれなカフェがオープンしました!
早速 友人とランチに行きましたがおいしかったです~。


初めてのお店は結構トライする派の福田ですが、
初めてのお店は必ず食べログなどの比較サイトなどを事前に確認します。
口コミも見れたり、お料理のメニューも見れてとっても便利。
何よりもランチ時間や夜の時間での大体の価格帯を把握することが出来るので幹事になったら必ず見てしまいます。

 

と、家づくりでもお金の話は切っても切れない部分。
ご相談にいらっしゃる方のほとんどは最終的には「この住宅会社っていくらくらいで建てられるの?」の疑問にいきつきます。

住宅雑誌などを見ると、
こんな感じで目安になる「坪単価」という表記が。


これがあれば住宅会社に行く前に、事前に価格帯が確認できてとっても便利!
(一部価格帯広すぎて無意味なときもありますが…)

でもでも、ちょっとまって!!坪単価だけで判断するのは要注意です。
最終的には高額な「追加オプション」が必要になるかも?!

■そもそも坪単価ってなに?

家の大きさを日本では「坪」で表しています。
1坪(約3.3㎡)辺りを作る為に いくらかかるか を示す指標です。

例えばスーパーのお肉コーナー。100gあたり いくらか、とパックに表記があるのと同じです。
各パックが同じ重さではない為、100gあたりを提示して比較しやすいようになっています。

先ほどの雑誌の坪単価表記や、
チラシに「坪単価40万円~!1,000万円台で理想のマイホームを!」とか
「建物 コミコミ価格! 1,750万円」という表記のあるチラシを目にすることはありませんか?

坪単価40万円 × 建てたい30坪 = 1,200万円で家が建つ!
という計算になるわけですが、ここで要注意!
家を建てるには 単純な掛け算だけでは出来ません。


■坪単価 意外にかかる費用って?

何を「坪単価に入れなければいけない」というルールはありません。
住宅会社 それぞれでルール化しているので単純比較ができないのが実情です。

が、その中でも多くの会社が「建築する土地や建物の配置によって変動する費用」に関しては
坪単価以外の「別途工事費用」や「付帯工事費用」などの項目で見ていることが多いです。
別途見られることが多い費用の代表的なもの3つをご紹介します。

①地盤改良工事

家を支えるための地盤が強くなければ建物が倒壊する可能性があります。
倒壊を防ぐために、地盤の強度を測定し、強度に合わせた改良(補強)を行うのが地盤改良工事。
建てる土地の地盤の強さに応じて費用が変わってきます。

地盤面が建物を支えるために必要な強度が何もなくても保てる場合は地盤改良工事は不要。つまり0円ですが、
新潟県は地盤が弱い土地が多く、90%の土地が何らかの地盤改良工事が必要なケースが多いです。

地盤改良工事は建物によって、建てる土地によって差が出ることが多いので、
一律にすることが出来ず、本体価格以外の費用としている住宅会社が多いです。

②屋外給排水工事

生活するために必要な上下水の工事ですが、水道の元部分からどのくらい水を使う場所が離れているかによって費用が変わります。
例えば…

こんな場合はAとBの場合ではAの方が配管の距離が遠くなるので費用がかかります。

③水道本管取り出し工事

一度も家が建ったことのない畑などで家を建てる場合、水道がそもそも土地の中にない!ということも。
そういう場合は水道の本管から、建築予定の敷地まで水道を引き込む費用が必要です。
不動産情報サイトなどで 「上水道(前面道路)」という表記があると、
敷地の中には水道管が入っておらず、前の道路に水道の本管があるので、引き込み費用がかかる土地、と言うことです。

また、敷地内に水道が入っている場合でも、入っている水道管の太さによっては新築で水が出にくくなることも。
径が小さい場合は水道管の入れ替え工事が必要になる場合もあります。
事前に確認しましょう!


■坪単価の内容も会社によって違う

先述通り「坪単価」の中に何を入れなければいけない、というルールがないので一概に比較することはできません。
例えば、A社とB社の「坪単価内に入っている標準装備」を比較してみると…

こんな感じだったとしましょう。
この挙げた項目が「絶対に」必要と思っているかの場合、この項目が坪単価に入っているのか、入っていないのかは大きな差が出てきます。
仮にA社が坪単価70万円。B社が60万円。
全く同じ間取り30坪を提案していたとして、
A社は 70万×30坪=2,100万円
B社は 60万×30坪=1,800万円
300万円も差があります。これはかなり大きな差です。
しかし。食洗器などは必ずつけたいと思っていたので、B社では追加オプションとなります。
仮にそれぞれがこんな金額だったとすると…

300万円の差を逆転してしまいました。

今回は分かりやすい「設備」での比較でしたが、金額に換算できないような
・営業担当の人間性、相性
・間取りの提案力
・会社としての組織力
・建築後のメンテナンス、アフターフォローの体制
なども検討に入ってくるので、単純な坪単価だけの比較は不可能です。

■まとめ

雑誌やチラシなどに記載のある「坪単価」はあくまで目安でしかなく、その金額で出来ると思い住宅会社に行くのはNGです。

  1. 土地や建て方によって坪単価に含まれていない工事がある
  2. 各住宅会社で坪単価に含まれている「標準装備」に差がある
  3. 金額だけで比較できない部分を比較しなければいけない

からです。

坪単価はあくまで参考程度。
そういった気持ちや仕組みを理解していないと、実際に見積りが出てきたときに想定していた金額との差に驚いてしまうかも。

じゃあ 住宅会社の金額って何を参考にしたらいいの?
気になっている住宅会社はいくらくらいになるの?という方は是非 おうちの相談窓口にご相談ください。

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