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その土地、災害 大丈夫?【地震】【液状化】【水害】
1月1日に発生した令和6年能登半島地震から一か月半。
被災された方が一日でも早く安心した生活が送れますように。
私自身、大学生の時に中越地震を経験しましたが、何度、どんな地震を経験したとしても「どうして…」という気持ちになってしまいます。
地震大国日本、と言われますが
過去の大きな地震により住宅や建物の地震に対しての制度が変わったり、
建物を建てる土地に対しての制度が変わったり、と 少しずつですが命や財産を守るべき不動産に対して国としての制度が出来上がってきました。
ただ、現状想定しているものだけでは不足している部分も多々あり、
家族を守るための家、財産として、財産を守るための家としての在り方を建てる施主や土地を購入する買主側でも考えなければいけない部分も多いという現状です。
特に今回新潟市西区では液状化も問題になり、
これから家づくりを検討する方にとって「液状化現状」や「地盤沈下」は「耐震等級」と並ぶキーワードとなってくるのではないかと感じます。
今回は「土地」での災害対策をどのように調べ、どのように検討するのかの1つの参考になれば、と記事にまとめます。
1:水害対策をハザードマップで考える
土地を購入するためには土地の売買契約が必要となりますが、
事前にこの土地がどんな土地でどんなルールがあるのかを説明する「重要事項説明」の際に、令和2年7月からハザードマップによる水害リスクの説明が義務化されました。
水害と言われ 記憶に新しいのは新潟の三条の7.13水害。あれからちょうど20年が経ちました。
日本一長い一級河川が通った新潟県は水害のリスクがかなり高く、
水害リスクを考えた土地探し・家づくりは必須のものとなっています。
土地契約前の重要事項説明の段階で、「選んでいる土地が実は水害リスクが高い」と分かっても建物の設計なども進み、
「その土地ありき」で家づくりの話が進んでいるため中々「待った」が言えない現状です。
そうならない為にも、土地探しの段階から水害リスクを考えた土地探しを!
各市町村でハザードマップが公開されているので参考にしましょう。
長岡市:https://www.bousai.city.nagaoka.niigata.jp/hazard-map/
見附市:https://www.city.mitsuke.niigata.jp/soshiki/2/3297.html
三条市:https://www.city.sanjo.niigata.jp/bosai_bohan/bosai/higoronosonae/gaidomappuhazzardmap/index.html
燕市:https://www.city.tsubame.niigata.jp/soshiki/somu/2/4/1474.html
小千谷市:https://www.city.ojiya.niigata.jp/life/1/9/40/
ただ悲しいことに。
ハザードマップで確認するとほぼすべてのエリアが洪水起きたら浸水する…。
浸水を免れるのは悠久山辺り…。
生活するには便がいいのか?職場へのアクセスは?子どもの小学校区は?と考えると
浸水エリアで浸水時のリスクを最大限考えた家づくりをするしかない!という結論に至る方もいらっしゃるかもしれません…。
2:液状化マップを確認する
今回の能登半島地震で新潟も大きな被害を受けたのは液状化現象。
そんな液状化のリスクを公開している液状化マップも確認が必要です。
国土交通省がマップを公開しているので参考に。
新潟県の液状化しやすさマップ:https://www.hrr.mlit.go.jp/ekijoka/niigata/niigata.html
3:土地の過去の状態を知る
液状化マップだけでなく、土地の過去の状態を知ることも必要です。
液状化しやすい土地の3条件は
1.砂地盤
2.須永ふんわりと溜まっていてしめ固まっていない
3.ゆるい砂の層が地下水に満たされている
という条件。
そんな条件に当てはまりやすいのが
今昔マップを使うと昔その土地がどんな感じだったのかを比較することが出来ます。
古今マップ:https://ktgis.net/kjmapw/
他にも
地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#5/36.104611/140.084556/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
も土地履歴を調べることが出来ます。
これは2014年の長岡駅前の様子。
ほぼ今の長岡駅ですね!
少し遡った2011年の長岡駅前の様子。
アオーレ長岡が工事中。
もっとさかのぼった1974年ごろの長岡駅前の様子。
アオーレ長岡が厚生会館時代です!
他のも様々なサイトで古地図などの公開があるので
ご自身が選んでいる土地がどんな履歴の土地なのか確認してみましょう。
4:地震10秒診断で診断してみる
地震10秒診断:https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim/
このサイト30年以内に起こる地震予測とライフラインの復旧日数の目安を診断してくれるというすごいサイト!
ちなみにおうちの相談窓口長岡店のある古正寺だと…
7%…。
ガリガリくんの当たりを引く確率が3%程度という統計もあるので…それを思うとかなりの確率で地震が来る…かも知れない。
ライフラインの復旧の目安も分かるので、いざという時の為の備えを何をしておくのか。
建物に対してどんなアプローチを考えるか、の参考にもなります。
まとめ
家族や財産を守るためのマイホーム。
なるべく災害リスクを減らしたいという気持ちはみんな一緒です。
災害リスクを減らすには建物へのアプローチも土地へのアプローチもどちらも必要です。
今回は土地へのアプローチで
1.ハザードマップを利用し水害対策を検討する
2.液状化マップを利用する
3.土地の過去の状態を知る
4.地震が来るかもしれない、来た時どうなるのかを知る
という方法をお伝えしました。
他にはどんな災害対策のアプローチ方法があるの?!
地震対策不安です…。
土地探しどうしたらいいか悩んでいる!
という方是非おうちの相談窓口にご相談ください。
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