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その家…雨漏りしますよ
先日ネットの記事で、小学生の男の子のママが「ランドセルから空っぽの筆箱が出てきて“授業中に彼は何をしているんでしょう…”」とコメントしているのを見て、深くうなづきながら読んでいた福田です。
本当に、小学生男子の“なくす・壊す”は天下一品ですよね。
うちも鉛筆、消しゴム、傘……年間に何本買ったか数え切れません。
ついこの間も傘の骨が折れ、一緒にお店へ買いに行ったのですが、
「どうせすぐ壊れるから」と2本購入させられました。
使う前から壊す前提なのかよ…と心のなかでツッコミつつ。
でも、雨の日に壊れた傘では身を守れない。
“雨から自分を守る道具”って、実は思ってる以上に大事なんですよね。
そして家づくりでも、
“傘の役割を担う大事な存在”があります。
そう、
家の「屋根」です。

今回はそんな建ててから雨漏りで後悔しないための家づくり。特に屋根回りについてまとめました。
デザインをこだわりたい方や建ててからの後悔を減らしたい方は 要チェック!
注意1 屋根の形
屋根の形は様々な形があり、一例をあげるとこんな感じ。

住宅などでもよくあるオーソドックスな屋根の形です。
この中で一番 雨漏れなどのリスクが高いのは無落雪(M型)の屋根。次は入母屋、寄棟、段違い…と
屋根が複雑・次合わせ部分が増えれば増えるほど防水処理が難しくなり、雨漏りするリスクが増加します。
逆に片流れなどのシンプルな屋根のかけ方だと雨漏りのリスクが減ります。
少しでも屋根からの雨漏りを防ぐには
- 屋根形状は極力シンプルに!「切妻」または「片流れ」にする。
- 谷部や取り合いにはルーフィング(防水下地)の重ね方向を確認し、板金立ち上げを十分に。
- 屋根の雨水経路を図面で可視化し、「水の逃げ道」があるか設計段階でチェック。
の3点をオススメします!
また、屋根の谷部分を意識した屋根掛けをオススメ。
例えば…

こんな形の屋根掛けの場合、
屋根の谷部分に雨が集まるため…

この家の場合、雨降った日は玄関の前が滝行のようになる場合も。
注意2 複雑で凹凸が多い外観
外観にでっこみ引っ込みのあるデザインだと立体感があり、建物がかっこよくなります!
が、凹凸部分には雨水がたまりやすくなってしまったり、
外壁と外壁のぶつかり合う部分は「シーリング」という素材で納めることが多くなります。

このシーリングが劣化(紫外線や経年劣化)すると、シーリング表面にひび割れや剥離が起き、外壁内や建物の下地に雨水が侵入…と最悪な状況に。
対策としては
- 外周部は出来るだけ凹凸を減らすシンプルな間取りにする
- 異素材の境界を減らす
- シーリングが表面に露出しない外壁・外壁塗装の素材を検討する
の3点を!
注意3 軒のない屋根
最近はシンプルな外観なおうちもとても多いです。
ぱっと見「家」という感じではなく「お店」という感じでこだわっているな~と感じる外観の建物が多いですよね。
その一端を担っているのが「キューブ」な形のおうちが増えたからだと思います。

また、狭小地の場合、雪の降る我が県新潟の場合では屋根からの雪庇なども考えると
隣家にご迷惑が掛からないようの気のない家を検討する場合も多いでしょう。
ちなみに…軒とはこの部分↓

ただし!軒のない家は窓の取り付け部分に雨が直接かかり続けたり、
窓の取り付け部分や外壁との取り合い部分に施工不良があると雨漏りのリスクが高まります。

(住宅保証機構資料より抜粋)
小さい傘だと雨に濡れやすい理論と同じです。
雨だけでなく、紫外線にも外壁が当たりやすくなるため、外壁の劣化が早くなる場合も。
軒の出がない場合 軒の出ありの住宅に比べ 雨漏りのリスクが5倍になる、というデータも。
軒のなるべく長い家、にするのが一番の解決策ですが、
どうしてもデザイン的に軒の出の短いスタイリッシュな家が良いという場合は
- 窓の上部に庇または水切りを設ける
- 防水シートと窓フレームの取り合いに注意する(できれば写真で全箇所確認)
- 外壁材を雨仕舞性能の高い金属系外壁にする
などの対策を検討して!
まとめ
建てた後に後悔がない様に。
特に雨漏りした場合は費用の負担も大きくなりがち。なるべく雨漏りのリスクがない家づくりをオススメします。
■屋根の形を気を付ける
1 屋根形状は極力シンプルに
2 谷部や屋根が重なり明日部分は防水下地の重なり方向の確認を
3 屋根の雨水経路図を図面で可視化し、水の逃げ道があるか設計段階でのチェックを!
■複雑で凹凸が多い外観の場合
1 外周部は出来るだけ凹凸を減らしシンプルな間取りに。
2 異素材の境界を減らす
3 シーリングが表面に露出しない外壁、外壁塗装の素材を検討してみる
■軒のない屋根
1 屋根の上部に庇または水切りを設ける
2 防水シートとサッシの取り合いに注意
3 雨仕舞性能の高い金属系外壁にする
などの注意点を確認し、設計や施工へ反映させていきましょう。
ほとんどの方が初めてする家づくりで自分自身だけでの確認は限界があります。
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