お役立ち情報

固定資産税が高くなる設備

毎年5月になると送られてくる「固定資産税」の課税明細~。
土地、建物の税金を払って、車の自動車税と、ガソリン税払って、お酒も飲むので酒税も払って…高額納税者過ぎない?私…と自分におびえている福田です。

以前 不動産を持ったら切っても切り離せない固定資産税のお話をブログにしました。
(固定資産税って何?という方 こちらのブログをどうぞ→固定資産税ってなにそれ?おいしいの?

減税などがありますが、家がある限りずっと払っていかなければならない固定資産税。
どうせなら安く抑えたい!!という方必見です。
建物につけたい設備や工法などにも注意が必要ですので参考にしてみてくださいね!

 


■ 課税標準額はどうやって決まるのか


●市役所の担当者は自宅に評価をしにくる

家を建てると住民票移動の1か月前後で建築した市の資産税課からお手紙がご自宅に届きます。
(長岡市の場合はハガキです)
指定された日程間でお約束をし、市の家屋係の担当者さんが自宅に来て、建物の課税標準額を算出するためのチェックをします。

キッチンのサイズを測ったり、各部屋の床から天井までの長さを測ったりして、30分~1時間程度で終了します。
寝室や収納もチェックされるので荷物を入れてしまった後より荷物が何もない方がお互い気兼ねしなくていいかもしれませんね。
お引越しのタイミングもあると思うので、ハガキがくるまで待てない!早く済ませてしまいたいという方は直接 市役所へお電話してみてください。

当日準備するものは
・建築図面(平面図、立面図、仕上表など)
・長期優良住宅の場合 認定通知書の写しとマイナンバーのわかるもの
が必要です。

●チェック項目が決まっている

課税標準額についてのチェック項目は財務大臣によってどこをどうチェックし、
どのような評価になるのかすべて決まっています。総務省のホームページで評価基準を開示していますので、興味ある方は見てみてください→固定資産税の概要 
ちなみに

めっちゃ長いので、眠れない時におすすめです。

 

 

■…で、あまりに長いので家屋調査の担当者さんに突撃取材で聞いてきました!

ズバリ!「固定資産税が高くなる設備・工法は何?」


●第1位 木造か鉄骨造かの「工法の違い」

木造と鉄骨造(非木造)の建物では規定されている補正率が変わってきます。
具体的に言うとこんな感じ

うーん。分かりにくいのでグラフにすると

こう。

つまり、木造と鉄骨住宅では鉄骨住宅の方が新築時も固定資産税が高くて、毎年払う固定資産税も高い。
言い換えれば「それだけ価値が高い」とも言い換えられるかもしれませんね。
と、新築時の固定資産税が高いためイニシャルコストも毎年の固定資産税下がらないためランニングコスト共に高い為堂々の1位にランクイン。

●第2位 家の大きさ!大きい家は税金高いよ!!

固定資産税を抑えたい!ときは本当にその廊下は必要?その収納はその大きさがいるの?など
間取りについても必要なサイズなのか、よくよく確認、打合せが必要です。

●第3位 上位2位でほとんどの評価を左右するよ!!

ズコーって感じの結果ですが、何回聞いてもすべての項目の枕詞にこれがつけられていた!
評価のウエイトはほぼほぼ木造か非木造か、と大きさのようです。
その中でも「へぇ~」と思ったことをご紹介します

・オール電化 と ガス併用住宅だと…
  ガス併用住宅の方が 固定資産税が高くなる

ガス管を引く、という1工程増えるのでその分加点があるそうです

・インターフォンの 録画機能あり と 呼び鈴のみだと…
  録画機能ありの方が 固定資産税が高くなる



・エアコンで 天井に取り付ける天カセエアコン と 壁付けエアコンだと…
  天カセエアコンの方が固定資産税が高くなる

むしろ壁付けエアコンは評価対象にならないそうです。というのも、建物に固定でついていないから(取り外しが出来るから)、という理由だそう。
  天カセエアコン、かっこいいけどね!確かに天井に埋め込みされているので評価が高くなっても納得ですね。

・24時間換気 第1種(吸気も排気も機械)、第3種(吸気は自然 排気は機械)だと…
  第1種換気の方が高い

これは知らなかった~!!!やはり第1種換気の方が空気の出入りをコントロールできる分、器具代が高いため評価が高くみられるのかな。

・暖房器具 床暖房、全館空調、天カセエアコン…
  一番評価額が高いのは 全館空調

ちなみに 1位全館空調、2位床暖房、3位天カセエアコン の順だそうです(床暖房の施工面積による)

その他 細かく知りたくて知りたくて仕方がない!という方は 総務省のホームページ→固定資産税の概要をご覧ください。長いけど。

 

 

■まとめ


固定資産税が高くなる設備、をお伝えしましたが
やはり税金の対象になる課税標準額の大きなウエイトを占めるのは、工法と建物の大きさです。
極端に課税標準額の上がり下がりを心配しての打ち合わせや生活はあまり楽しくないかもしれません。
毎日の使いやすさ、やそれによる時短、または安心や快適などを考慮しての家づくりの方が毎日豊かになると思います。

が、何でもかんでも「一生に一回だから」、「どうせなら」とプラスしていくのではなく、
本当にこの設備が家族の生活にとって必要なのか、あった方が生活が豊かになるのかなどよく検討してください。


マイホームの打ち合わせしていくと、金銭感覚バグっちゃうことよくあります。
「このオプション3万だって!…とりあえず、付けとくか」とか。
日常生活で3万円のものを購入するのって結構考えません?
バグ、よくない!

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